そけいヘルニア診療

お腹の違和感は当院へ

脱腸が黄色信号から赤信号に変わる前に・・・


そけいヘルニアとは?

鼠径(そけい)ヘルニアとは太ももの付け根部分にあたる鼠径部(ソケイブ)に、本来ならお腹の中にあるはずの臓器や腸の一部が皮膚の下に出てくる病気で、一般的に「脱腸」と呼ばれています。 比較的男性に多い傾向にあり、乳幼児から成人、老人まで様々な年齢層で鼠径(そけい)ヘルニアを発症する可能性があります。 鼠径(そけい)ヘルニアの症状では、鼠頸部(ソケイブ)にこぶのような膨らみがみられ、触ると柔らかいです。 しかし、症状が悪化してかん頓といわれる状態になると、膨らみが硬くなり非常に激しい痛みを覚えます。

そけいヘルニアの種類

  •  外そけいヘルニア

    幼児と成人に多いヘルニアです。
    そけい靭帯の上で、腹壁の外側から出てくるヘルニア そけいヘルニアでは一番多いタイプです。
  •  内そけいヘルニア

    中年以降の男性に多いヘルニアです。
    そけい靭帯の上で内側から出てくるヘルニア。そけい部後方の腹壁を腸が突き破りヘルニアが起こります。
  •  大腿そけいヘルニア

    中年以降の女性に多いヘルニアです。
    特に、出産を多く経験した痩せ型の女性に多いと言われています。脚とお腹の境目である鼠径靱帯の下から、お腹の中にある腸などの組織が外に出てきて皮膚の下が膨らむ病気です。

当院のそけいヘルニア治療

脱腸(そけいヘルニア)の治療法は「手術」です。 「薬」や「安静」「保存療法」といった治療方法での完治はありえません。 脱腸(そけいヘルニア)の手術自体は古来から行われているもので、大変な手術ではありません。 昔からの脱腸(そけいヘルニア)の手術方法は、飛び出してくる部分を切って、周りの筋肉やスジで飛び出てこないように蓋をします。 しかし、この手術ですと無理やり筋肉やスジを寄せるので、痛みを伴うため、手術のあとに安静が必要す。 現在主流の手術方法としては、人工補強材で穴をふさぐ手術方法を取り、飛び出てくる部分に人工の膜(メッシュ状のプラグ)を張り合わせます。 特殊な手術材料を使うため手術の後に抜糸の必要がなく、手術の直後から歩けます。 人工の膜(ポリプロピレンメッシュ)は40年ほど前から使用され、世界で120万個以上の臨床使用の実績があり、体内使用の安全性は確立されています。

クーゲル法による治療

クーゲル法とは、鼠径(そけい)ヘルニアの手術において、メッシュでヘルニア部を閉じる時に使われる手法の一つです。 クーゲル法は筋層の裏側にメッシュを入れる方法で、すべてのタイプの鼠径(そけい)ヘルニアに対応が可能です。

主な特徴として

  •  すべての鼠径(そけい)ヘルニアに対応できる。
  •  そけい部近くの神経を傷つける危険が少ない。
  •  症状に合わせて、他の手術方法への移行がやりやすい。
  •  手術で切開を行う部分が小さく、手術時間が短い。
  •  手術後の疼痛や違和感が少ない。
  •  手術後に運動制限が無い。

しかし、手術の手法の習得が他の方法と比較して難しく九州でクーゲル方法での手術を行っている医療機関は少ない状況にあります。