禁煙は「禁煙外来」へ

禁煙は「禁煙外来」へ

禁煙とは?

タバコの害については、ここ最近メディアでも多くの情報が流れていますが、喫煙者本人の健康問題のみならず、非喫煙者の受動喫煙による健康被害は社会的問題ともなっており、各種受動喫煙防止対策支援事業制度が整えられるなど政府も力を入れています。

禁煙は、自分一人ではなかなか達成できません。病院のサポートを受けながら、禁煙を続けてみませんか?

禁煙外来は、当院でも行っています。

禁煙外来では、医師が、あなたの喫煙歴をきちんと把握した上で、禁煙補助薬の処方、治療の経過を見守ってくれることです。禁煙中の症状(離脱症状)が起こっても、診察で相談できるので、うまく続けていくことができます。

また、条件を満たせば、健康保険等を使って禁煙治療ができます。

禁煙の効能

「今さら禁煙したって…」と思っていたら、それは大間違い。禁煙は、始めた直後から多くのメリットがあります。

  • 1分禁煙すると・・・
    タバコのダメージから回復しようとする機能が働き始めます。

  • 20分で・・・
    血圧は正常近くまで下降し、脈拍も正常付近に復帰します。手足の血行が良くなり手の体温が正常にまで上昇します。
  • 8時間で・・・
    血中の一酸化炭素レベルが正常域に戻り、血中酸素分圧が正常になって運動能力が改善します。
  • 1日で・・
    心臓発作の確率が下がります。血圧の改善がはっきりしてきます。
  • 2日で・・・
    臭いと味の感覚が復活し始めます。
  • 3日で・・・
    ニコチンが体から完全に抜けます。
    気管支の収縮が取れ、呼吸が楽になります。肺活量が増加し始めます。食欲が増します。
  • 1週で・・・
    睡眠のリズムが正常に戻り始めます。熟睡できるようになります。
    ニコチンのせいで機能しなくなっていたアセチルコリンが復活します。
  • 2週から3週で・・・
    体全体の血液の流れが改善し、歩行が楽になります。肺活量は30%回復します。
    肌がスベスベになります。
  • 4週で・・・
    禁煙による離脱症状が軽くなり、ストレスも減ります。
  • 3ヶ月で・・
    増進された食欲がもとに戻り始めます。
    疲労感がなくなります。
  • 1ー9ヶ月で・・・
    咳、静脈鬱血、全身倦怠、呼吸速迫が改善します。
    胃潰瘍・十二指腸潰瘍の再発率が3分の1になります。
    感染を起こしにくくなります。
    タバコ由来の放射性物質ポロニウム210(半減期138日)が半減します。
  • 1年で・・
    虚血性心疾患に罹患する確率が喫煙者の1/2になります。
  • 2年で・・・
    脳卒中の死亡リスクが有意に下がり始めます。
  • 5年で・・・
    肺ガン・心臓発作・脳卒中死亡率が半分に減ります。
    喉頭癌・口腔癌・食道癌のリスクが半減します。
  • 10年で・・・
    前癌状態の細胞が修復され、膀胱癌・腎癌・膵臓癌・子宮頚癌になる確率が減少します。
    タバコによる総死亡リスクが非喫煙者と同じになります。
    大腿骨頚部骨折のリスクが減ります。
    歯周病や歯を失うリスクが減ります。
    寿命が数年延びます。
  • その他
    ・タバコ代が浮きます(1箱440円のタバコを、1日1箱吸っている方のタバコ代は、月々約13,000円年間で156,000円になります。この分を節約することができます。)
    ・喫煙場所や灰皿を探さなくていいのです(最近は禁煙風潮の高まりもあり、喫煙場所を探すだけでも一苦労。)
    ・寝タバコなどによる火事の心配がありません(たばこによる火災の件数は全火災の中でも一番多いんです!)
    ・タバコやライターを持たなくて良い
    ・家や車が汚れない
    ・家庭や職場で喜ばれます
    ・周産期死亡率が低下し、早産、低体重児出産リスクが低下
    ・乳幼児突然死の予防ができます
    ・子どもの喫煙が防げます
    ・孫の喫煙も防げます
    ・自分の経験から禁煙アドバイスができ、人助け(人命救助)ができます
    ・自信がついて人生が変わります!・・・等
  • すべての利点はたった一本のタバコで失われてしまうのです!!

米肺がん協会のパンフレット/英国タバコ白書/医師とタバコ(タバココントロールリソースセンター,1999)/The Tobacco Atlas(WHO,2002)等より加筆修正

当院の取り組み

当院は、有明地区では先陣を切って禁煙外来の保険診療を取り入れ、がんや生活習慣病の予防として禁煙指導に力を入れております。